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[専門][鋼構造及びコンクリート]鋼材の引張試験 [鋼構造及びコンクリート]

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問題

Ⅳ-9 鋼材の引張試験の用語に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
①引張強さとは,最大引張荷重を試験片の平行部の原断面積で除した値のことである。
②降伏比とは,上降伏点に対する下降伏点の割合のことである。
③破断伸びとは,試験片破断後における永久伸びのことである。
④一様伸びとは,試験片平行部がほぼ一様に変形する永久伸びの限界値のことである。
⑤全伸びは,一様伸びと局部伸びとの和である。


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答え


×上降伏点に対する下降伏点の割合
◯引張強さに対する降伏点(上降伏点)の割合

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勉強メモ

■引張強さ
・最大引張荷重を試験片の平行部の原断面積で除した値

■降伏比
・引張強度に対する降伏強度の比率
・降伏比が高い:引張強度と降伏強度に差がないということから、すぐに破断してしまう

■降伏伸び
・引張試験の経過中、試験片平行部が降伏し始めたときから、ほぼ一定の応力状態でひずみが増加し、次に滑らかに応力が増加し始めるまでの標点間の長さの変化の標点距離に対する百分率

■破断伸び
・試験片破断後における永久伸び

■一様伸び
・引張試験において、試験片平行部がほぼ一様に変形する永久伸びの限界値
・最大引張荷重に対応する永久伸び

■局部伸び
・引張試験において、一様伸びに達した後、試験片の一部が局部的な断面収縮によってくびれを生じて破断に至るまでの永久伸び。

■全伸び
・一様伸びと局部伸びとの和。


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参考サイト
http://is.jisw.com/01210/post_87.html


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一言
・伸びは言葉が沢山あるな。降伏伸び→破断伸び、全伸び=一様伸び+局部伸び

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