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[専門][都市及び地方計画]都市計画の用途地域 [都市及び地方計画]

問題
Ⅳ-27 都市計画の用途地域に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
①用途地域は指定されると直ちに個別の建築物について用途・容量・高さの制限がかかってくるので,現況の土地利用実態を十分に把握しておかなければならない。
②既存の土地利用が,指定した用途地域の規制に反する場合を「既存不適格J と呼んでいる。
③都市計画区域内で用途地域の指定のない地域を「白地地域」と呼んでいる。
④用途地域が第一種低層住居専用地域である場合, 般に危険性や環境を悪化させるおそれが少ない工場であれば建てることができる。
⑤特別用途地区は,全国間内容の用途地域の指定では, その都市や地区の特性や個性が維持できない所や積極的に地区特性を創出していく場合に適用される。


答え

×建てることができる
◯建てることができない

勉強メモ

既存不適格
・建築時には適法に建てられた建築物であって、その後、法令の改正や都市計画変更等によって現行法に対して不適格な部分が生じた建築物のこと

■白地地域
・用途地域の指定のない区域

■特別用途地区
全国間内容の用途地域の指定では, その都市や地区の特性や個性が維持できない所や積極的に地区特性を創出していく場合に適用される。

用途地域
■第一種低層住居専用地域
低層住宅のための地域です。小規模なお店や事務所をかねた住宅や、小中学校などが建てられます。

■第二種低層住居専用地域
主に低層住宅のための地域です。小中学校などのほか、150m2までの一定のお店などが建てられます。

■第一種中高層住居専用地域
中高層住宅のための地域です。病院、大学、500m2までの一定のお店などが建てられます。

■第二種中高層住居専用地域
主に中高層住宅のための地域です。病院、大学などのほか、1,500m2までの一定のお店や事務所など必要な利便施設が建てられます。

■第一種住居地域
住居の環境を守るための地域です。3,000m2までの店舗、事務所、ホテルなどは建てられます。

■第二種住居地域
主に住居の環境を守るための地域です。店舗、事務所、ホテル、カラオケボックスなどは建てられます。

■準住居地域
道路の沿道において、自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居の環境を保護するための地域です。

■近隣商業地域
まわりの住民が日用品の買物などをするための地域です。住宅や店舗のほかに小規模の工場も建てられます。

■商業地域
銀行、映画館、飲食店、百貨店などが集まる地域です。住宅や小規模の工場も建てられます。

■準工業地域
主に軽工業の工場やサービス施設等が立地する地域です。危険性、環境悪化が大きい工場のほかは、ほとんど建てられます。

■工業地域
どんな工場でも建てられる地域です。住宅やお店は建てられますが、学校、病院、ホテルなどは建てられません。

■工業専用地域
工場のための地域です。どんな工場でも建てられますが、住宅、お店、学校、病院、ホテルなどは建てられません。


参考サイト
http://www.mlit.go.jp/crd/city/plan/03_mati/04/index.htm

一言
・用途地域は感覚で覚える。

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