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[専門][鋼構造及びコンクリート]溶接継手 [鋼構造及びコンクリート]

問題
4-8 溶接継手に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 炭素当量Ceqは、鋼材の溶接性を示す指標として、しばしば用いられる。
(2) 溶接時の溶融凝固によって起こる割れを低温割れという。
(3) 通常、溶接棒は、接合しようとする鋼母材の静的強度と同等以上の強度のものが用いられる。
(4) 溶接入熱量が大きすぎると溶接金属部、熱影響部のじん性値が低下するなどの問題が生じるため、入熱量を制限することが多い。
(5) 高強度鋼や極厚の鋼板の溶接では、溶接割れを防ぐなどの健全な溶接を得るために予熱処理などの前処理が必要となることが多い。


答え

×低温割れ
◯高温割れ

勉強メモ
高温割れ
・溶接部における溶接欠陥のうち、割れ状となって発生する溶接割れの一種
・溶接金属或いは熱影響部が高温にあるときに発生する割れで、一般には凝固割れと液化割れとに分けられる

低温割れ
・溶接を行った後、溶接部の高温が常温付近に低下してから発生する割れの総称
・熱影響部や溶接金属において溶接加工中、あるいは数日中に発生する割れで、溶接金属中に導入される水素が大きく関係し、遅れ割れの傾向を示す

■炭素当量Ceq
・鋼材の溶接性を示す指標

■溶接棒
・接合しようとする鋼母材の静的強度と同等以上の強度のものを使用

■溶接入熱量
・溶接入熱量が大きすぎると溶接金属部、熱影響部のじん性値が低下するなどの問題が生じる

■予熱処理
・高強度鋼や極厚の鋼板の溶接における溶接割れを防ぐための前処理

一言
・凝固、液化が高温割れ、水素が関係するのが低温割れ

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